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上野千鶴子、筑摩書房、920円と税金。

最初タイトルを見たときは、研究方法論の本だと思わなかった。章構成を見て社会学を中心とした研究方法論だと了解し、「らしさ」がどこかにあるに違いないと読み始めた。

出だしは、大澤真幸が連載していた研究方法論などと共通点も多くて、「意外に」オーソドックスと読んだ。やはり「学問は極道」などと、言い回しにらしさを込めるサービスはあったが、比較的研究世界で語られる線に沿っている。研究テーマの決め方は読みようによってはウエットだが、データの収集可能性などになると成果が出ることを優先しているという意味でドライだと思った程度。

私は上野の代表的な単著の類いばかりを読んできたので、それらの元になっているデータ収集過程が直接見える論文を見ていない。そのために、はじめて知った事柄としては、KJ法を利用した研究法を上野が採用していたということ。それをアレンジした「うえの」式を解説した付近が本書の山場。上野ゼミの学生・院生たちの事例が多用されているので考えながら読むとふーんという感じ。

たぶん私はこの方法を採用しないけれど、考え方としては採用している部分があったなと読んだ。

 

本書の一番おしまいの部分にあるが、これから研究を始めようという方、考えるって何?と思う方、あるいはそういう人にどう説明したらいいのだろうと考えている方々には間違いなく有益な本だ。

研究テーマを決めて、どうアプローチするかを決めて、データを集めて、それを分析して、さらにそれらをプレゼンする話しが一続きで記されているからである。そういう本は意外に少ない。

 

外在的コメントになるかもしれないが、国語の教科書が文学ばかりという下りは、ちょい前世代の思い込みだ。もう一つは、「感じたことを、ありのままに書く」作文教育を批難しているところには賛同しない。考えたことをデータをもとに論拠を示して書くことも重要だが、二つの文章を対立関係において捉えるのは違うだろう。今の国語教育は、情報処理や論理優先に振れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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