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道徳の自己評価の害悪

中学の「道徳科」教科書シリーズという感じになるかもしれない。昨日に続くその2。

 

新聞でも報道されていたが、道徳の自己評価欄を設定している教科書があることについて今回は取り上げる。

例えば、廣済堂あかつきは、各学年の終わりに、22項目について5段階で自分自身を振り返って記すことになっている。

 

少し項目を拾い出す。それぞれに1=できなかった、2=あまりできなかった、3=普通、4=よくできた、5=とてもよくできた、の5段階で記すことになっている。

 

「自分で考え誠実に実行し、結果に責任をもつ」が先頭にある。これに5段階をつけるわけだ。新聞等に名前が挙がっていた与党政治家や高級財務官僚なら、選択は簡単だ。1を選べばいい。疑いようもない。

しかし、普通の中学生は、これは選べない。「自分で考え」といっても誰かの影響を受けている。結果に責任を持つとはどうすることかははっきりしない。また、一度だけのことを想定して選ぶのではない。たくさんの日常を総合して付すようになっている。出来事ごとに比重も違う。

「法やきまりを守り、規律ある社会をつくる」とある。中学生に聞く前に、社会の側に問い糾したくなる。規律ある社会にするよう国会に向けてデモをしたり、署名活動でもしたなら高く評価できると言えるかもしれない。そう考えれば、いくらか想定ができるが、「日本人としての自覚を持ち、国の発展に努める」の5段階自己評価となると、意味不明だ。そんなことするかどうかは個人の自由だ。

普通の中学生なら迷うか、選べないか、選ばないか、考えずに選択する。

 

中学の22項目についてそのまま自己評価させることが不自然なのだ。心理学や社会学の手法を借用したのだろうが、こんなあいまいな事柄を一つだけで回答させるなどと言う馬鹿なことを心理学や社会学の調査として行うことは通常しない。それで信頼に値する結果だなどと見なす研究者はおそらくいない。

 

不正確な報道もあるが、道徳科は5段階評価をつけない。文章による記述がなされるだけだ。こんなものはそもそもなくて言い。一部報道にあるように、説明の客観資料にするために生徒に記させるのだとすれば本末転倒の姑息な振る舞いとして非難に値する。

 

こうした頁のある教科書は教科書採択で選ばない基準の一つにすることができる。

廣済堂あかつき、日本教科書、教育出版の三社がこれを行っている。

 

また、「振り返り」の手法として、教材ごと等に数値化の手法を採用している会社もある。日本文教出版と東京書籍である。そして、すべての教科書会社が「振り返り」などと称する自由記述欄がどこかにある。

 

この「振り返り」は、どこの会社も自分を振り返ることになっているが、社会を振り返ってみた方がいい。ずっと具体的に考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 教育 | 07:26 | comments(1) | - |
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| - | 07:26 | - | - |
コメント
9時54分に加筆修正。少し読みやすくした。
| KOYASU | 2018/07/07 9:55 AM |
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