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子どもの多忙その見方

あまり注目する人はいなかったが、わたしには十分な衝撃を与える発言が3月の研究会の中であった。

それは、探究的な学習の中で、「高校生の勉強のしすぎ」があるという指摘であった。この問題に注目する人は少なかったが、私は三つの動向と係わって、重要な問題をはらんでいると見た。

 

一つは、従来、子どもが勉強しなくなっているのをどうするか、そういうまなざしが子どもに注がれ続けてきたことに批判と反省を促す発言という意味だ。

二つは、教師の多忙化はようやく問題視されるようになったが、子どもの多忙化の解消と共にでなければ無理なのではないかという気づきである。

三つは、今後、新学習指導要領が本格実施されていくと、子どもの勉強のしすぎはより深刻になるだろうという見通しである。

 

最近のデータではどうか。

2年近く前に実施された東大とベネッセによる「子どもの生活と学習に関する意識と実態」調査によると、学習時間は、学年進行と共に増える。小学生49分、中学生109分、高校生120分。勉強時間が延びるのは当然だと思う人が多いだろう。問題はそのまなざしと、どういう意識で学習しているかだ。結論だけ言うと、学習は嫌いだと思いながら勉強する子どもが増大している問題点に象徴される事態だ。

これを眺めるまなざしは、もっときびしい。「勉強が「嫌いから好きに」なる子どもが、どの学校段階でも1割前後いることがわかった。そのような子どもは、学習時間が増え成績が伸びている。」というまなざしはきびしい。引用は、上記調査の分析における指摘だ。https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5095

 

他方で、子どもの睡眠時間は学年進行と共に少ないことが分かっている。高校生の一番多い層は、夜12時過ぎに寝て朝7時前後に起きる。6時間台が多い。また、スマホ使用時間が多いことも分かっている。

スマホをゲームやおしゃべりなどに利用している子どもの方が成績が悪いことが分かっているが、これらを利用しつつも親や教師に励まされて学んでいる子どもの方が、しかも探究的に学んでいる子どもの方が成績がよいというデータが並べられていく。

こうして子どもたちは、多忙へと追いやられる。

一部の子どもはそれこそがよいことと信じて学習し、一部の子どもは学習は嫌いだがそうしなければならないと信じて学習し、残りの一部の子どもがそこからドロップアウトしながら無意味と見なされるスマホにしがみつきながら睡眠時間を削っている。

 

どの層の暮らしも多忙だ。

 

教師の多忙化が部活問題に矮小化されている限り改善しないように、子どもを楽しく勉強させる発想を転換しなければ子どもの多忙化は改善しない。

残りの論点は、また別の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 教育 | 06:55 | comments(3) | - |
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| - | 06:55 | - | - |
コメント
発言をされた高校の先生は、進学校に勤務しています。進学校だと勉強で忙しくて当然でさもありなん、という見方をされるでしょう。この見方は、一面的で、そうでない学校の高校生も多忙。

もう一つは、生徒が勉強をすると、それを見てあげる作業が教師にやってきます。調べた結果が正しいのかどうか調べることになります。探究学習だと、調べたことがない中身となるので教師も調べることになって多忙化します。
| KOYASU | 2018/05/05 7:04 AM |
教師の多忙化の解消は子どもの多忙化の解消と共に、勉強になりました。
| carparkee | 2018/05/04 6:00 PM |
また、表現の一部を修正。今日はこれから雨が降り出す。一部すでにパラつき始めた。
| KOYASU | 2018/05/02 9:28 AM |
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