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誤読と正義

帰宅すると栗本伸子さんより呉希文『瑣尾録(抄訳)上下』が届けられていた。今では知らない人も多いだろうが、訳された栗本さんは、戦後五〇年代の愛知の女教師運動の草分けであり、愛知歴教協の創立メンバーのお一人である。他方で、こうした仕事を続けられていることを知らなかった。

送られてきた抄訳の元々の呉希文についても私はまったく知らなかった。まえがきなどを読むと、1592年から1601年まで秀吉の侵略を受けて避難生活を送った両班であった呉希文が書き続けた日記なのだという。原文は漢文で、これを一度5年をかけて全訳し、それを読みやすく抄訳したとある。抄訳といっても上下で約900頁の大著。大変な作業だ。

ほんの少しだけこの本について調べると、国会図書館に存在することや貫井による先行研究がヒットした。

ここでも、ネット上に誤読をした文章を見つけた。日記の文を引用した韓国の歴史研究者の発言を誤読したものを転載していた。前後関係を読まずに朝鮮全体を貶める意図の文だった。こうした誤読をただす上でも、抄訳の完成は有意義なこととなるに違いない。

 

人は誤読を避けられない。

テキストの単純な論理関係の誤読は、テキストと読者の読みとの比較ですぐ分かる。しかし、テキストが取り上げている事実と対照させないと判断できないような誤読もある。前者は比較的容易に誤読であることが論理関係からわかる。後者の場合は、事実に即して正義を貫く構えを持たないと、誤読はただされない。元々の事実をさぐってみたり、当事者に話しを聞いたりといった可能な限り一次資料に近いものをさぐる構えである。

 

転載の多い時代。誤読は誤読を拡大し、ただされないままとなる危険が過去とは比較にならない。

そこで強調したいのが、事実と正義。二つを二つとも位置づけないと、現政権関係者やその支持者たちのようなことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 暮らし | 07:12 | comments(1) | - |
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コメント
栗本さんの名前の変換ミスを訂正。伸子さんがただしい。失礼しました。
| KOYASU | 2018/04/27 9:14 AM |
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