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弁護士によるいじめ予防授業

電車のチケット予約のついでに大型書店による。教育書コーナーの新刊を一応チェック。大半は手に取る価値なしと一瞥。手に取ったのは、中教審系エピゴーネンと思われるN氏の新刊が一つ。説明の柱の頁を確認すると「実はと言いながら反復」で、まなざしはマイナスにさらに振れた。

 

他方購入したのが見出しの本。正確には奥付が長い。

第二東京弁護士会子どもの権利に関する委員会法教育の普及・推進に関する委員会編著、『小学生のための弁護士による予防授業』清水書院、1500円と税金。

 

本書は、小学生向けだということ、予防つまり発生している事態に対してではないという前提で読むべきことがタイトルに現れている。

道徳の教科化の中で、授業として取りあげることとされている社会状況の中で、単にいじめは絶対だめとしかいわない規範主義的なお話しよりずっと憲法的な論理と人道的な主張が明確だ。

すなわち、人は誰でも幸福に生きる権利があると言う観点からいじめの違法性や倫理的批判が一貫して示されている。

 

事例としては、いじめられて自殺を図ろうとした子どもの手紙が取りあげられるなど、一定の配慮のもとに基本的ないじめの見方や対応を子どもに示そうとしている。

遺書の事例では、誰がいじめに関係しているか、いじめを理由があれば合理化できるのか、いじめられた人やいじめを目撃した場合の対応を考えるプラン等が低学年から高学年向けに配置されている。

 

このプランで「いじめ予防」がすべてできるわけではないが、いじめの違法性を幸福追求権という観点から明確にしている点では参照していいと読んだ。この論理を明確につかむ点でわかりやすい構成となっている。つまらない説教調の道徳の授業よりずっといい。

(難を言えば、いじめたくなってしまう暮らしや社会関係へのまなざしがプランの中にもあるとさらにいいなあ、という感じ)

ただこれはやはり「予防」であり、弁護士の方々の貴重な取り組みと捉えるべき。実際にいじめ・いじめられ関係がクラスに存在していると考えるとこれでは足りない。具体的な関係状況を解きほぐす具体的活動が必須だからである。そこは、弁護士ではなく、教師たちこそが登場する必要がある。

 

 

 

 


 

 

 

 

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