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教科書検定から見ると政治教育省

昨日24日は、教科用図書検定調査審議会が開催され、初めての道徳科の教科書の結果が公表された。他には高校の教科書検定の結果も公表され報道されている。

結論から言えば、教科書は政府の政治宣伝媒体という性格を強めたということだ。

 

朝日新聞から引用しよう。

「しょうぼうだんのおじさん」という題材で、登場人物のパン屋の「おじさん」とタイトルを「おじいさん」に変え、挿絵も高齢の男性風に(東京書籍、小4)▽「にちようびのさんぽみち」という教材で登場する「パン屋」を「和菓子屋」に(同、小1)▽「大すき、わたしたちの町」と題して町を探検する話題で、アスレチックの遊具で遊ぶ公園を、和楽器を売る店に差し替え(学研教育みらい、小1)――。

いずれも文科省が、道徳教科書の検定で「学習指導要領の示す内容に照らして、扱いが不適切」と指摘し、出版社が改めた例だ。

おじさんを修正したのは、感謝する対象として指導要領がうたう「高齢者」を含めるためだ。文科省は「パン屋」についても、「パン屋がダメというわけではなく、教科書全体で指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りないため」と説明。「アスレチック」も同様の指摘を受け、出版社が日本らしいものに修正した。

 

道徳では、議論する道徳と言われたが、実際は特定の道徳に対する見方が決まっているお話しがかなり並ぶようだ。もっとも奇異な検定と目されているのが、パン屋では日本文化が伝わりにくいと和菓子屋に書き換えさせた事例。パン屋だと日本文化でなく、和菓子屋だと日本文化というのは古い固定観念だ。和菓子と言えば茶道だが、お茶はそもそも輸入植物だ。

「しょうぼうだんのおじいさん」というのもモノを知らない検定官と教科書執筆者が現実離れした記述を呼び起こしている。地域消防団は通常年齢の規定を持っており、役割柄おじいさんは団員とならない地域が多い。

これは一例にすぎず、思い込みの日本文化論が示すように、特定の徳目項目を意識したお話しで構成されているらしい。学習指導要領以上に国家主義化が進む仕組みがここに見られる。

こうした単純化が一つの徳目で総合的な行動を選ぶ単純な人間を育てることになる危険を生んでいる。それは、知性を欠いた道徳という古くからの批判が該当してしまいそうな事態だ。

あるいは高校の教科書でも、政府見解ばかりを載せさせる検定意見が付いたと報道されている。これらの事実は、今回の検定が政権党の政策宣伝の場として教科書や学校が位置づけられていることを示している。

文科省が政治教育省に看板を付け替えたかのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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