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弁護人

盧武鉉元大統領が弁護士時代に、転機となったという釜林事件(1981年、全斗煥軍事政権が民主化運動弾圧のためにねつ造した事件)の弁護を担当したことに題材をとった映画。盧武鉉の実像と同じかどうかは知らないが、経歴は似ているらしい。

 

ストーリーは、高卒で弁護士資格を取って、税務専門弁護士として働いていたが、知り合いの息子が全斗煥政権にでっち上げられて逮捕され、その弁護を頼まれたことから無実を証明すべく、政権の不法行為を明らかにしようと奮闘する話し。

主演のソン・ガンホは盧武鉉と同郷の金海出身。

悪役の似合うクァク・ドウォンも出演していた。ファントムでは主人公を張り合いながらも助ける刑事役だったが。

 

軍事独裁政権というのは、事件のでっち上げ、拷問、嫌がらせなど色々やったんだということがよくわかる。裁判でさえもできレース。都合の悪い証人は逮捕していく。「テレビと新聞ほど信用できないものはない」といったセリフがあったが、日本の現実に重なる。また、法廷の場面で鮮明となるが、持ち出される「真の愛国心」ほどその存在が融通無碍に形をかえ、証明不可能なものであることを示していた。そうした内面の問題は結局、独裁者に忠誠を誓い従属した行動をしているかどうかで無法に決められていくものであることが描かれていた。

映画としてよくできていて、今年のベストテンに入れたい。

映画の舞台は、80年代。それは私が新米の大学教員となった頃。その頃の韓国が独裁国家だということくらいは知っていたが、隣の国で起こっていることをほとんど知らなかった。同時代をどれくらい想像して生きているかは大事だなと思った。

 

映画の前半の終わりに、飯屋の店主が「恩は顔と足で返すもの」と言って、昔の無銭飲食代を返しに来た主人公に「いらない」というシーンがある。以後、主人公はこの店に通い続ける。旧い倫理観もないまぜかもしれないが、一面の真実かもしれない。

 

 

 

| 映画 | 00:17 | comments(1) | - |
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コメント
25日7時に愛国心の証明不可能性について加筆。
| KOYASU | 2016/12/25 7:05 AM |
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