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放射線のホントの策略

復興庁が作成したパンフに「放射線のホント」があります。

http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2017/senryaku/pdf/0313houshasen_no_honto.pdf

この紹介が文科省が編集配信する初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第341号 2018/8/10に紹介されています。

このパンフレットの全体のトーンは、福島原発事故による放射線被曝のリスクはないと思わせるよう誘導するものです。

例えば、「ふだんから身の回りにあるものです」「100ミリシーベルト以上ひばくするとがんで死亡するリスクが上がると言われていますが、 中略 発がんリスクの増加は、野菜不足や塩分のとりすぎと同じくらいです」13頁

などと記してあります。

 

放射線被曝と野菜不足を同列において同じ程度だと言っています。

しかし、同じではありません。野菜不足はすぐに改善できますが、放射線被曝はそうはいきません。

他にもいろいろなリスクと同列だとしていますが、同じではありません。

 

また、このパンフには明白な誤りがあり、それを復興庁も認めたにもかかわらず、その訂正をせずに文科はニュースにして配信しています。

誤りは、23頁の飲料水のデータの部分にあります。
日本は10Bq/kg,EUは1000Bq/kg、アメリカは飲料水の基準は書かれていず食品1200Bq/kgと一覧表にして、「世界で最も厳しい基準を設定している」と書いています。

しかし、飲料水の米国の基準は、4.2Bq/kg、EUでは8.7Bq/kgがただしく、この数値は誤りで、世界一厳しい基準ではありません。

 

聞くところでは9日の三省庁交渉で数値の誤りを認めたそうです。その報告は下記にあります。
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-4c13.html

すでに誤りを認めたパンフレットについてそのまま紹介してしまうのは、ミスにミスを重ねるものです。

 

最近のリスコミは、言い逃れの言い換えになってきています。ひどい話しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:51 | comments(0) | - |
教育への押しつけ

大学の畑でとれたキュウリとトマト。先週まではナスもあった。

一挙に食べ頃となるので、まわってきた。

 

写真とは関係なく、連日の暑さで、熱中症が多発する中での政府発言がひどい。

発言に痛みを感じなよ!と思った。

 

「菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、全国各地で記録的な猛暑が続いていることを受け、『小中学校に関する暑さ対策の一つとして夏休み期間の延長を検討すべきだ。総授業数を確保しながら、どのような工夫が可能なのか、文部科学省で検討する』」だと。

 

文科省は、夏休みの短縮を強い、推進してきたのだ。

授業時間数の増加と「学力向上」を叫んで、「夏休みを削って、授業時間を確保しなさい」と言ってきたのだ。

今度は、夏休みを増やすだと。しかも総授業時数は変わらないようにだと。夏休みを削って過酷にしたのは、そちらだ。夏期休業前の短縮の廃止へ走らせたのも、同じ理由からだった。

過酷な夏期をつくったのはそちらだ。

そのしわ寄せを今度は他へ持って行く。これはおそらくオリンピックの開催とも連動している。2020年はこの時期休みが想定されている。全国動員をかける格好の背景的条件となる。

 

しかし、そうなるともう冬と春の休みを削るなどの対応しかないではないか。だが、それぞれは各種準備など必要な時間だ。

反省なしのご都合主義。

 

ひどく奇妙だ。

いままでの方針の誤りを認めてからではないか。総授業時数も検討の対象にしなければならないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 06:50 | comments(0) | - |
聖火リレーは何を願うべきか

右写真は本日付朝日新聞の聖火リレーの順路図です。

同紙記事によれば「2020年東京五輪の聖火リレーの概要が12日、決まった。東日本大震災からの復興五輪を印象づけるため、同年3月26日に福島県からスタート」するという。

 

記事を読む数時間前に、だがこれとは対照的な誠に興味深い情報を得た。

 

一つは、1964年の東京五輪の時のアジアの聖火リレーが日本の戦争を謝罪する意味で実施されたことである。これが史実であることを私は知りませんでした。

 

二つは、上記の意味であったことが東京都教委の作成したDVDに収められているので、利用ができるという情報でした。そこには以下のようにナレーションが入っているそうです。

「聖火は日本に到着する前、アジアの12の国ぐにを回りました。第二次世界大戦での戦禍にさらされたアジアの国ぐにに、戦争の謝罪と共に『日本は平和国家への道を歩む』というメッセージを伝えたのです」

都教委は東京オリンピック・パラリンピックを教えるよう強要しているようですが、その資料の一部はたしかに利用ができるかもしれません。

 

そして、今回です。

朝日は政府方針の「復興五輪」とそのまま記していますが、復興は果てしなく先のことではないでしょうか。なお放射能が流出し、事故処理は目処がついていない。この事実は隠せない。とすれば、聖火リレーは本当はそこに何を願うべきなのでしょうか。

そもそも聖火リレーになんであれ特定の意味を持たせるべきでないとも考えられます。まして、教育にそれを押しつけるべきではないのです。敢えて私が願うとすれば、自由と民主主義でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

| 社会 | 07:26 | comments(1) | - |
低学年は女性教師高学年は男性教師

低学年は女性教師、高学年は男性教師

そういう見方がなお色濃く残っている。

 

2012年の学校基本調査の数字から拾うと、小学校全体の教員の比率でいうと、

小学校1年の担任は、女性14.3% 男性3.1%

約5対1だ。

 

学年進行と共に女性比率が減少する。

小学校4年でほぼ同比率となって、女性9.4% 男性9.3%

 

小学校5年で逆転する。

小学校6年の担任は、女性7.5% 男性14.4%

約1対2となる。

 

奇妙な数字だと思わないだろうか?

こうした数値となる考え方の研究がいくつかある。

 

低学年は母親的な教師がよいという偏見、高学年を押さえるのは力だという偏見、学校の顔となるのは高学年でその担当は男だという偏見。

これらが偏見だという理由は、国際的には一部の国に限られること、力では押さえられないこと(教育論として誤っている)など。しかしなお続く偏見の連鎖。断ち切る時はとっくにきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:00 | comments(0) | - |
校長版教員育成指標をクリアする人

愛知県の教員育成指標の校長版が以下で、素養の部分を除いてコピー。

これらをクリアする人を見たことがない気がする。

4月1日から実施と規定されていたので各地で公表されはじめた。しかし、なぜか校長版は公表していない地域が目立つ。そうした中で愛知県はきちんと公表している。

 

国や県、市町村の動向を視野に入れ、時代の流れや地域性を考慮しながら、自校を取り巻く環境の特性を認識するとともに、教育課題を把握する。

教育活動の目標や方針、重点目標を定め、具体的な学校運営の企画・改善につながるようなビジョン(到達目標の明確化、実現プロセスの明示など)を示す。

教育目標や方針、重点目標について、学校評価や自己評価を分析し、課題に対して新しい改善策を企画する。

時代が求める学校の在り方を常に模索しながら、必ずしも慣例にとらわれない新しい発想に努める。

市民感覚・民間経営感覚に学び、その考え方、手法などを必要に応じて活用する。

教職員に対する面談や授業観察とともに、教頭などとの情報交換を常に行い、教職員の現状把握に努める。

分担した教職員の業務を見守るとともに、状況を把握し、支援・助言しながら的確に評価する。

教職員の持ち味や新しいアイディアを積極的に引き出し、学校運営に生かす。

主任などを中心に教職員の協働性を育むとともに、OJTを推進し、経験の浅い教職員の育成に努める。

教職員が協働して教育活動を推進するために、職員会議などで具体的な考えを示す。

教職員の能力・適性を的確に把握し、一人一人の教職員が意欲をもって活動できる機会や職務を与え、組織を運営する。

組織運営を適切に行うことにより、職場環境を適正に保ち、教職員の心身の健康に留意する。

児童生徒の安全確保という視点から施設管理に努める。また、児童生徒のための教育環境整備という視点から備品等の充実に努める。そのために予算の計画的・効率

的な執行に努める。

事務職員との日常的な連携に取り組み、情報共有に努める。

児童生徒の安全確保を最優先とし、教育活動における学校安全についての重要性を全教職員に常に意識させる。

学校安全マニュアルの遵守と事故・事件の事例を基にしたマニュアルの改善を図るとともに、必要に応じてシミュレーションなどに取り組む。

学校の危機管理(事前・事後)について、校内組織と関係諸機関との調整を迅速に図り、的確に判断し、指示をする。

家庭、地域、関係諸機関に対して学校の教育方針等について発信する機会を確保し、明確に説明責任を果たす。

家庭・地域からのさまざまな要望を的確に把握するとともに、地域社会との協力体制を構築し、地域資源を教育活動に生かす。

 

項目はいっぱいだが、現状を正確に認識し、運営のとりまとめをし、提案をするようにという三つのようだ。

そんなにたくさん要らないだろうと思われる。

 

並べられた項目の内で特に以下は、うまくやっていける校長がきわめて少ないのではないか。

○教育目標や方針、重点目標について、学校評価や自己評価を分析し、課題に対して新しい改善策を企画する。

文科省から配付される文書からして同じ台詞のコピーが目立つが、県教委の文書もそのまたコピーが目立つのに、「新しい改善策を企画」できる人は極希となろう。

○時代が求める学校の在り方を常に模索しながら、必ずしも慣例にとらわれない新しい発想に努める。

これも上と同じ。慣例にはそこそこに囚われる必要もあって、たんに横暴な校長が現れるだけに終わる可能性なしとしない。

○分担した教職員の業務を見守るとともに、状況を把握し、支援・助言しながら的確に評価する。

学校のあらゆる分野に精通した校長などどこにもいない。その自覚の方が重要だろう。
○教職員が協働して教育活動を推進するために、職員会議などで具体的な考えを示す。

民主主義を尊重することなく、協働と推進の目的のために具体的な考えを示せるのだろうか?

 

あれもこれもできる校長がスタンダードならば、ほぼすべての学校は、足らないことばかりとなろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:19 | comments(0) | - |
指導者用デジタル教科書の両義性

指導者用デジタル教科書の両義性というのは、提示などに便利なときもある。他方で、それしか使えないという拘束・統制の役割を担っている。

 

「デジタル教科書が学校で使われるようになっている。主には指導者用といって、教師が電子黒板などと一緒に活用する。文部科学省の調査では公立小中学校の約半数が導入。使用している自治体によると、分かりやすい授業づくりや、授業準備の効率化などへの効果が報告されているという。」中日新聞5月6日記事より

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/kyouiku/list/CK2018050602000005.html

 

指導者用デジタル教科書というのは正確に言うと教科書ではない。教科書は検定を通過したモノだけを指すからだ。

ともかく、一方では「以前なら、先生が色板を切って、黒板に色板を並べたり、教科書を何回もコピーして拡大し、黒板に張ったりといった手間がかかった。電子黒板とデジタル教科書のおかげで、授業準備が短くなった」と話す。」というメリットがある。

 

しかし、他方で、費用以外にもデメリットある。

それ以外の教材を使用することがさらにむつかしくなる。高額の道具の導入は他の教材の開発・利用をむつかしくさせる。

教師の権限としての教材選択権が大幅に制限される。選択肢の一つの位置に日本の場合なかなかならない。聞くところでは、1時間に一回の使用を義務のように求める学校があるとか。

 

現実的には、準備そのものの時間がない教師にとっては、教材の準備が簡単になるメリット確かにあると言える。だが、そのメリットも言うほどメリットか?というとそうでもないことが多い。というのは、思った程はっきりと見えなかったり、紙媒体と違って見せた後消えてしまうなど多様な使用にはまだ技術が追いつかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:39 | comments(0) | - |
教育書の売れ筋

教育書のランキングは、学習指導要領の解説本が独占している。

アマゾンでも本屋系のランキングサイトでも同じだ。書店でも一部の教科の解説本はなかったりする。

教科別の本は、100円台から高くても200円。学習指導要領そのものが300円から400円と破格の安値。

200頁前後から300頁をこえてもその値段だから破格だ。

どれもネットでダウンロードすれば無料だが、プリントアウトするより買った方が安い。

 

その解説の中身だが、学習指導要領の本文がそのまま引用されて、その趣旨がまた答申類のフレーズで反復されているという代物が多い。具体例なるものが一部入っているのだが、指導要領の言葉を事例風に再配置したような書きぶりのものがやたらに多く、具体例からほど遠い。学習指導要領の言葉が三度反復される。

 

解説本は反復本。

忠誠忖度本。

 

それでもミドル・リーダー以上や地域の指定校勤務者や学生は購入せざるをえない。

 

教師・学校の創造性剥奪システムの顕現がそこにあるように思われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:07 | comments(0) | - |
教師に要らない仕事

教員の仕事として必要なものはどれか、選んでもらった。

項目は、文科省の働き方改革の報告書にあげられた以下の14項目。追加してもらってもいいと15をその他とした。

学生には、法律に規定があって教育活動となる可能性のあるもの、規定はあっても教員である必要のないもの、今は規定があっても変えてしまうことも不可能ではないことを検討する前に一部話した。例えば掃除。多くの国は、子どもも教師も掃除をしないことなどは説明を行った。

 

1 登下校に関する対応

2 放課後から夜間などにおける見回り,児童生徒が補導されたとき の対応

3 学校徴収金の徴収・管理

4 地域ボランティアとの連絡調整

5 調査・統計等への回答等

6 児童生徒の休み時間における対応

7 校内清掃

8 部活動

9 給食時の対応

10 授業準備

11 学習評価や成績処理

12 学校行事等の準備・運営

13 進路指導

14 支援が必要な児童生徒・家庭への対応

15その他

 

要らないとするものが多かったのは、1,2,3,4,7,8,9だった。8の部活は、すべてのグループが不要とした。

とある中学では、登校時、正門前だけでなく、学区のあちこちに教師が立っていたらしい。週に1回でも月に2時間以上となる。確かに要らないと思った。

部活をやってきた学生が多いのだが、教師の業務から外して、専門的知見を持つ人が指導すべきだとしていた。この辺りは、マスコミの影響もあるらしかったし、教える人の技術力が高いとクラブ指導ができると思っているようだったが、部活に浸った学生ほど高い技術力の指導を求めていることが分かった。

 

学生にとってはシリアスな課題の一つらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:15 | comments(4) | - |
数値じゃなくて

第4次の読書の推進計画が公表されていたが、ここでも問題の中心が数値になっている。

児童用図書の貸し出し冊数が1億8733万冊になったとか、一斉読書実施率だとか、不読率が小中は改善したが高校はなお50.4%だなどとある。

読書習慣が小中で不十分だとか、高校生になると読書への関心が低下するとか、スマフォの影響が原因だと分析して、読書習慣を作る方針が打ち出される。学校は一斉読書運動などもうめいっぱいやっているが、なお推進の方針であったり、イベントの開催が方針に記されている。

読書の意味、内容にかんする動向には触れられない。

 

様々な学力調査も、何を理解したかは問題にされない。点数や順位だ。読解力、各種リテラシーの尺度化された数値ばかりが問題にされる。

無内容この上ない。

 

鶴舞公園が米騒動の集会場所だったと知っていること、かつて動物園があったこと、戦時下動物の食料の確保に困っているとき近くの大手パン屋が残飯等をそっと寄付してくれたことを知っていることは、桜見物の名所だと知っているだけとは大きな違いだ。しかし、そうした中身は数値しか関心のない人の視野に入ってこない。

数値より、それぞれの地で生きた人をどれほど思い起こせるか、そこから多様につながる人を多様に見ることができるか、その方が重要ではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:48 | comments(1) | - |
実践研究への関心の向きどころ

いわゆる「指定校」といえば、一部私学では入学生確保のための奇妙な入試制度のことだが、小中の世界を含めた世界では「研究開発学校」のことを指す。一般に地域一番校とかエリート校であることが多い。

 

文科省は今年度の新規指定校に10校を決定した。掲げられたテーマは、「探究」関連が並ぶ。

上越市立大手町小学校では、「探究」、論理的思考を重視した「論理」の2領域の教育課程編成。

福井大学教育学部附属義務教育学校では、9年間の長期的なプロジェクト型学習。

香川大学教育学部附属坂出中学校では『共創型探究学習』。

京都教育大学附属京都小中学校では各教科の資質・能力の検討。

山口大学教育学部附属山口小学校では、教科融合カリキュラム。

お茶の水女子大学附属幼稚園では、「幼児の遊びと発達」。

広島大学附属三原幼稚園・小学校・中学校では、幼小中のグローバル化した社会に必要な知識等の資質・能力。

立命館宇治中学校・高校では「総合的な探究の時間」。

 

お茶大付属の幼稚園以外は、皆、探究やそこで形成する資質・能力がらみだ。

新学習指導要領の特質は国家主義的性格を他方に持っているわけだが、教育の世界の関心はグローバル化などの方に将来性や普遍性を感じ取ったのだろうか。危うい資質・能力の一覧とならないことを願うばかりだ。

 

指定校でない一般校の関心の向き具合も探究学習や資質・能力の一覧づくりに向かうのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 07:34 | comments(1) | - |
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