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国語授業の改革18

「読み」の授業研究会編、国語の授業で「深い学び」をどう実現していくか、学文社、2300円と税金。

研究会代表の阿部さんによる冒頭の論文が、今回の学習指導要領の国語の部分で語られる「深い学び」の検討をしている。論文の基本的主旨は、国語科における「深い学び」が「言葉による見方・考え方を働かせる」と書いてあるが、その中身ははっきりしない。また、それら見方・考え方と教科内容や教材との関係が鮮明でないことを事例を挙げながら指摘している。そこでまず、教材研究を深めることを通じて検討していく方向を提示している。

基本戦略の一つはここだと私も思う。

 

目次は一番最後にコピーしておくので参照されたい。

読み研会員を中心とした実践報告が並ぶが、実践をそのまま記録する形で提示したもの、「深い学び」のその見方・考え方とは読み研が提案してきた構造読みや論理読みという観点、あるいはその観点から掴んだ論理構造などがそれに該当するのではないかという趣旨の報告が第1部に並ぶ。

 

第二部が、そこで重要となる読み研の提案してきた、とりわけ近年打ち出してきている「伏線」あるいは「吟味と批評」などの観点についてベテラン層が記している。

 

第三部は、今回注目の蕪村の作品を扱った授業記録である。最近では珍しい全授業記録とある。いくらかは省略があるだろうがこういう記録が研究上はきわめて有益だ。

 

第四部以下は、教育学研究者の論考が並ぶ。

拙論の収められている『教室で教えるということ』八千代出版の書評を吉田氏がしてくれている。感謝。

 

目次:

国語の授業で「深い学び」をどう実現していくか

〈問題提起〉

1 国語の授業で「深い学び」をどう実現したらいいのか
―「言葉による見方・考え方」・教科内容・教材研究の検討を通して考える 阿部 昇

〈物語・小説・古典の授業で「深い学び」を実現するための方法―言葉による見方・考え方を育てる〉

2 物語・小説のクライマックスを読む授業で「深い学び」を実現する
―教材「海の命」(小6)を使って 永橋和行

3 物語・小説の伏線と技法を読む授業で「深い学び」を実現する
―教材「羅生門」(高1)と「タオル」(重松清)を使って 湯原定男

4 物語・小説の吟味・批評の授業で「深い学び」を実現する
―教材「夏の葬列」(中2)を使って 鈴野高志

5 現代に生きる古典の授業で「深い学び」を実現する
―教材『平家物語』「祇園精舎」と「木曽の最期」を使って 加藤郁夫

〈説明文・論説文の授業で「深い学び」を実現するための方法―言葉による見方・考え方を育てる〉

6 説明文・論説文の典型構成を読む授業で「深い学び」を実現する
―教材「科学はあなたの中にある」中2)を使って 中沢照夫・武田正道

7 説明文・論説文のロジック(論理)を読む授業で「深い学び」を実現する
―教材「生き物はつながりの中に」(小6)を使って 岸あゆり

8 説明文・論説文の吟味・批判の授業で「深い学び」を実現する
―教材「想像力のスイッチを入れよう」小5)を使って 渡邊絵里・熊添由紀子


「深い学び」「言葉による見方・考え方」を実現するための教材研究の方法とスキル

1 物語・小説の「作品構造」の教材研究をきわめるための方法とスキル 大庭珠枝

2 物語・小説の「伏線と技法」の教材研究をきわめるための方法とスキル 熊谷 尚
 
3 物語・小説の「吟味と批評」の教材研究をきわめるための方法とスキル 竹田博雄

4 説明文・論説文の「文章構成」の教材研究をきわめるための方法とスキル 加藤辰雄

5 説明文・論説文の「論理と要約」の教材研究をきわめるための方法とスキル 柳田良雄

6 説明文・論説文の「吟味と批判」の教材研究をきわめるための方法とスキル 高橋喜代治


俳句「さみだれや大河を前に家二軒」(蕪村)で「深い学び」を実現した授業
―熊谷 尚先生の授業の記録と授業案
1「さみだれや大河を前に家二軒」(蕪村)の1時間の全授業記録 大庭珠枝

2「さみだれや大河を前に家二軒」の教材研究と単元計画・本時案 熊谷 尚

3 授業へのコメント:「言葉による見方・考え方」を駆使して「深い学び」を実現した古典の授業 阿部 昇


新学習指導要領の「深い学び」と「言葉による見方・考え方」について考える―現場への提言

1 最適な言語活動の導入による「深い学び」 吉田裕久

2 国語の探究型授業とは何か ―新しい授業論・国語教育の焦点課題 阿部好策

3 高次能力を育てる学習課題と評価方法の工夫 間瀬茂夫

4 「深い学び」をどうとらえるか―教科の本質を追求する授業のあり方 石井英真

5 「言葉による見方・考え方」と認知能力―対象の捉え方は言葉にどのように反映されているのか 森 篤嗣


新学習指導要領「深い学び」「見方・考え方」を読み解くための6冊

1 『国破れてマッカーサー』(西鋭夫) 望月善次

2 『教室で教えるということ』(岩垣・子安・久田) 吉田成章

3 『新学習指導要領を主体的につかむ』(梅原敏夫) 小林信次

4 『教科の本質から迫るコンピテンシー・ベイスの授業づくり』(奈須・江間他) 高橋喜代治

5 『TOK(知の理論)を解説する―教科を超えた知識の探究』(Z会編集部編) 岩崎成寿

6 『アクティブ・ラーニングの実践の手引き』(田中博之) 平野博通


連載・教材研究のポイント

1 「お手紙」(A・ローベル)の教材研究―ここがポイント 臺野芳孝

2 「字のない葉書」(向田邦子)の教材研究―ここがポイント 阿部 昇

 

 

 

 

 

 

 

 

| | 07:10 | comments(0) | - |
高校教科書基準の改訂

高等学校教科用図書検定基準のパブコメの結果が18日に公表された。

 

気になった一つ目は、学習指導要領と教科書の関連の項目に、内容とその配列・構成の欄に「その際、知識及び技能の活用、思考力、判断力、表現力等及び学 びに向かう力、人間性等の発揮により、資質・能力の育成に向けた生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に資する学習及び指導ができるよう適切な配慮がされていること。」と加筆されたこと。

目標や評価の項目が並んだだけといううかつな解釈もあるだろうが、教科書の執筆スタイルを拘束したと読むべきだろう。

パブコメにも「基準により特定の指導方法が強制されることを懸念する」とあった。これに対する回答が「主体的・対話的で深い学びの実 現について、平成28年12月の中央 教育審議会答申において、特定の 指導の型を目指した技術の改善に とどまらず、一人一人の個性に応 じた多様で質の高い学びを引き出 すことを意図するものであると言 及されており、特定の指導方法を 誘導するようなものにならないよ う、留意してまいります。

これは、気持ちレベルで済む話しならそれでもいい。たが、これは教科書検定基準なのだ。まさか、教科書に個性に応じて書き分けたものを作成するつもりもその能力もあるわけではなかろう。すでに特定の指導法に陥っている現実がある。できあがる教科書は類似の手法が並ぶと見るべきだ。

 

次が話題の焦点関連規定。ここでは、地歴科だけを引用するが公民科にも同様の記述がある。

[地理歴史科(「地図」を除く。)]1 選択・扱い及び構成・排列
(1) 図書の内容全体を通じて、多様な見解のある社会的事象の取り上げ方に不適切なところはなく、考えが深まるよう様々な見解を提示するなど生徒が当該事象について多面的・多角的に考えられるよう適切な配慮がされていること。

「不適切はいけない」とか「多面的・多角的はいいこと」だと読んではいけない。

教科書記述に対して、この基準をどのように適用するか、どの見解とどの取りあげ方が不適切かを教科書検定をする側が決定するという問題を抱えているからである。

パブコメもこれに関連するものが多い。文科の考え方は「新学習指導要領のもとでは、これまで以上に課題を追究したり解決したりする学習活動が見込まれることから、個々の記述だけでなく、単元や題材など一定のまとまりも含め、教科書の記述において、生徒がより一層多面的・多角的に社会的事象を考察できるような適切な配慮を求めるものです。 また、個々の申請図書の記述の適否については、検定基準に基づき、学術的・専門的な観点から教科用図書検定調査審議会において判断されるものであるため、恣意的に判断されるようなことにはならないと考えます。 このような検定基準や学習指導要領に基づき、適切に検定を実施してまいります。

学術的・専門的な観点から判断されるとあるが、内閣の見解を書き込ませるというすでに実施されている事態と整合しない。それでも整合するというなら、この回答の意味は表層の言葉の語義と異なると読まねばならない。

また、「文科省という政府機関が判定すること自体が学問研究に対する政治の介入」だというパブコメには、「申請図書の記述の適否については、その調査審議の時点における客観的な学説状況に照らして、いまだ「通説的な見解」として広く受け入れられている学説がない状況において、申請図書の記述では、生徒が誤解するおそれのあるものとなっていないかといった観点から、教科用図書検定調査審議会の専門的・学術的な知見に基づいて判断されるものであるため、国が恣意的に判断するようなことにはならないと考えます。」と回答している。

だが、ここも問いへの回答となっていない。「誤解のおそれ」はいかようにも拡大解釈可能だ。また、審議会が政権からどれほど独立しているかを保障していない現状において有効に機能しない可能性が高い。また、学習指導要領の目標規定もここには作動してくる。すなわち、歴史総合の枠組み、公共の枠組みが特定の歴史観や社会観と結びついているという問題である。その枠組みは、次の検定基準に記されている。記号ばかりで表に見えないが、そういう意味だ。

「2) 学習指導要領第2章第2款第3「歴史総合」の2「内容」のBの(1)、Cの(1)及びDの(1)それぞれに示す内容の資料については、全てを取り上げ、Bの(2)から(4)、Cの (2)から(4)及びDの(2)から(4)において活用できるよう配慮がされていること。」科目枠組みと関連しているのである。近代化や国際秩序というかなり問題のある枠組みのことを指す。

見えなくてもひどく拘束的規定なのである。

 

どう書くのか、教科書執筆者の見識も問われる。

そして、できあがる教科書をどうさばくかの教師の見識も問われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 教育 | 07:44 | comments(1) | - |
封筒と郵便

自宅ポストに入ってくる通常サイズの封筒や葉書は、激減した。

最近は、大判の封筒が増えた。私の場合、それらは学会や研究団体からの広報、その次に企業の宣伝物が多い。これらは私信といえば私信だし、信書といえば信書だが、個人から個人に宛てて送られてきたものではない。団体から個人へなのである。

かつて、デリダの「郵便」が話題となったことがあるが、それらの議論とは関係がない。郵便と個人の関係が変わったなと大判の封筒を見て思ったのである。

 

近代郵便制度以降に限っても大分時間がたち、「個人の」私信が行き来していた時代を長く体験してきたので、つい「郵便」と言ったり、「郵送されてきた」などと今も言ってしまう。民間業者が参入してしばらく大判の封筒は郵便局を圧倒する時期があった。今は値段が改定されたりしたので再び郵便局扱いのものが増えた。それでも配送業者のものもそれなりにある。それらも郵便ということが私の場合は多い。かつての基準に合わないのにな、と思う。

 

かつての基準は、差出人が人としていて、住所と受取人の名前があって、その間に挨拶や連絡事項が挟まっていた。いまは、差出人が団体や組織になって、受取人も一応個人ではあるが、団体から見た属性が優位になっている。団体にとっての会員、会員という属性を持っているので会費の督促だったり、イベントの案内だったりする。

私信は、同じ案内をする場合でも、そこへの個人としての位置づけや意味づけがついて回っていた。今は、これが一般化した表現に統一されている。

 

コミュニケーションの一手段であった郵便的応答は、今のタイプが多くなった。

私信はeメールの類いが増えた。

 

とはいえ、今も大判の封筒が届く。

大判の封筒は、それなりに再利用するが、ゴミ袋程度でだんだんたまっていく。

 

 

 

 

 

| 暮らし | 10:37 | comments(0) | - |
江戸東京の明治維新

横山百合子、岩波書店、780円と税金。

幕末の江戸の住居の配置が大名や町人たちの身分によって決まっていたことの確認からはじまり、それが徳川の敗北によって、移住が始まる。幕臣の家臣とその家族たちは、元の領地に無禄で帰郷するか、新政府の役人に就職するか、新に仕事を始めるかの三択を迫られ、江戸の三割以上の人間がいなくなったこと。

代わりに新政府の軍隊が入ってきて、大名屋敷等に入り込んだこと、治安が課題となったことが記されている。治安のために戸籍を編成しようとしたが、身分ごとの調査がうまくいかず、さらに事案が発生したときにもうまく機能しなかったこと、そのために身分ごとの戸籍編成を断念していったこと、それらが身分制の廃止と関連があるらしいことが記してあった。

この辺りの下りで興味をひかれたのは、治安にあたった旧徳川方も官軍関連側もどちらも無法者の集まり(強盗・殺人・賄賂要求など)となっていったことが記されている。つまり、維新150年で当時の人を持ち上げたがる流言があるが、そういうことは思い込みであることがわかる一例とみた。

 

その後は、遊女や賭場への観念が記されていく。近世から近代初期のそれらの観念が今日のまなざしと異なることを提出している。遊女と真剣に結婚を迫る男の事例、それをいけないとするが、蔑視はしない。他方で、売買春という制度の存在の肯定という構造の存在を記してある。この辺りは、まだ研究の余地が広大に拓かれている気がした。この時期以降になると庶民の書き物も増えるので、さてホントはどうだったのかの追求の仕方がさらに変わっていく気がした。

おしまいに文献解題がついて初学者や後に続く人に便宜が図られているので、後に続けという意味だろう。

 

ただ一つの難は、場所と空間が広いタイトル設定なので、そこにおさまらない人の方が多いという問題である。どうしてもそう思ってしまったが、新書だから一部と言うことだろうが、知らないことにあふれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| | 07:46 | comments(1) | - |
「活用力」はテストできるのか?

もうだいぶ前の東京新聞の記事だ。

文部科学省は三十一日、小学六年と中学三年の全員を対象に、四月に実施した二〇一八年度全国学力テストの結果を公表した。三年ぶりに行った理科では、実験結果の分析や得られた知見について説明するなどの活用力に課題があった。国語、算数・数学も知識活用型問題が苦手な点は改善しなかった。全体的に正答率の低い地域と全国平均の差は小さく、学力の底上げ傾向が続いた。
同時に学校や子どもへのアンケートも実施。実生活と関連づけた理科授業を行うなど学校側が工夫を進めたにもかかわらず、児童生徒の興味関心はあまり高まりを見せていないことも分かった。
今回の理科は実験や観察過程を重視した出題で、結果の整理や分析はできていたが、それを踏まえ自分の考えを記述したり、条件を変えて実験を計画したりする段階に進むと正答率が低かった。
国語、算数・数学は主に知識を問うA問題と、活用型のB問題に分けて実施。小中ともに活用型の正答率の方が12・0〜19・0ポイント低く、苦手傾向は例年通りだった。知識問題は60〜70%台で安定し、定着傾向を見せた。
」東京新聞2018年8月1日より

というが、それは活用力なのか?

活用の必然性がないのに「活用を」と言われても。人の行動・活動は、知だけでできているわけではない。「現実に働く力」というのであれば、それ以外の要素が必要だ。それを欠いているのではないか。
また、いわゆるB問題は、情報操作の複雑さがあるわけだから、「知識活用型問題が苦手」なのは当然だ。
「活用」の問題は、単なる情報操作の複雑さなのではないか。単純の一位数のかけ算が因数分解の問題になったような、そういう違いと考えられないことはない。
「活用問題」について、「実生活と関連づけた理科授業を行うなど学校側が工夫を進めたにもかかわらず、児童生徒の興味関心はあまり高まりを見せていないことも分かった」というが、授業において関連付けられた生活は、その時学んだそのクラスの子どもの実生活であって、日本全国どこでも同じ実生活などというものがあるのか?あるとしたらそれは「実生活」なのか?
全国統一テストをして実生活と関連付けたかどうかがわかるはずがない。
この点でも幻想の全国学テ。
| 教育 | 06:37 | comments(1) | - |
人間と教育99号

民主教育研究所、『季刊人間と教育』癸坑后⊇槓鷦辧■隠隠坑葦澆叛廼癲

尾松亮へのインタビューがまず目をひく。子ども・被災者支援法の策定に関わったということで選ばれた人らしい。また、現状においてこの法律が、ほとんど有効に機能していない現実に対して思うところを語ってもらっている。現実を自由に語れない現実を言葉の酸欠状態と述べている。策定に関与した側としての見解にはいろいろ議論があるかなと読む。

 

憲法と民主主義を学校に、が特集。こういう特集を掲げる必要がある社会と学校という点が奇妙なわけだが、奇妙さは清水と中嶋が法制度的観点から説き明かしている。

実践のとしては、菅間の米軍基地の存在の是非を居住地域に置き直して問う授業は直球、同じく滝口の卒業に向けた行事づくりも直球。ただ、ガンで亡くなった中学生のK君の話しは今の子たちにも響く出来事だ。ただ、これは個人の尊重の問題か?本文以外のこともあろうから即断できないがどこに位置付く話しかは検討の余地がある気がした。

池田は政治教育の動向にかかわって、山本は教育批判の教育学、高橋は公務員制度の論文。関心に応じてという感じ。

 

第二特集は高校学習指導要領、梅原の総論、小池の国語科の再編の読み方、加藤の歴史総合の評価の仕方は読んでおきたい論文。

 

特集から外れる論文で気になったのが大川小裁判の判決の検討をした三上論文。相変わらずの硬派論調だが、この裁判は多様な意見があるので、学校を避難場所とした誤りを認定した意義、各種リスクのある指示に関する教職員の責任の範囲についてはなお議論の余地あることを指摘している。

定時制高校生との岩脇報告になんだかほっとし、赤木かん子の文章作成法もなんだかほっとしながら読んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

| | 08:13 | comments(0) | - |
時代の定型的読みを批判的に読む

昨日、今日は安室奈美恵論が横行する。

人によって関わり方が異なるからそれぞれでいいのだが、テレビを中心としたジャーナルには意図を読む必要がある。

 

近年のテレビは、政権与党批判を避けるように、つくらないようにテレビを報道制作している。政治的課題となる事柄は極力報道しないようにし、どうしても発生してしまったモリカケ問題のような時には別のどうでもよい話題に人々を誘導した。

そして、ロシアのBSニュースを見るとわかりやすいように、毎日、プーチンに畏まって幹部が伺いを立てているシーンが織り込まれている。こうして威厳と権力の強大さを示し続けている。このベタさと「安倍頑張ってます」報道との間にわずかな差しかない。下品さにおいて違いがない。

 

こうした読みを安室奈美恵論の趨勢に読む。

まず、定型を読む。

表層の注目の言葉はどんなラインアップとなるだろう。

政権のジャーナルは一度けなそうとしたが、成功しなかった。そこで、この波にもう一度乗ることにしたらしい。乗ってどこに誘導しようとするだろう。

 

そういうつもりでジャーナルに出会ってしまうときには考える。

こんな日はそんな風に考える。裏はどこだろう。本当は、しばらく前までは昨日が敬老の日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 社会 | 08:06 | comments(0) | - |
文芸教育115

文芸教育研究協議会編、新読書社、1500円と税金。

写真を見るとわかるように、西郷が亡くなる直前の聞き書きで取り上げた『銀河鉄道の夜」の語りが記されている。その後も、その記録をめぐって文芸研メンバーらが対談を行っている。

 

西郷の作品理解という意味もあろうが、西郷追悼の意味で特集されていると読んだ。

前にも触れたことがあるが、西郷竹彦と私の先生である吉本均は親しかった。広島に西郷が来ると飲んでいた。立町の電停の近くの小さな小料理屋が当時あって同席したことがある。

 

この号のおしまいには、今回は教科研国語部会の読みの理論の検討がなされている。文芸研から観ると他団体の論がどう見えるのか、興味深い。前号は児言研、次は読み研になるらしい。対応関係を見ていることがわかる。そして、児言研が構成主義的な教育方法であるのに対して、教科研国語部会は客観主義的な教育方法としている。すると、文芸研は?とみると、その先は、もう少し、諸団体を検討してかららしい。

 

和歌山大学での教育方法学会で西郷理論は検討されるはずなのでちょっと手を伸ばしてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

| | 08:05 | comments(0) | - |
SUNNY強い気持ち・強い愛

時間の都合で選択肢は二つだったが、原作映画と比較したくてリメイク版を選んだ。

時代と国を超えたので、日本版はコメディの要素が強くなっている。笑わせてくれるが、青春を懐かしく思い起こすという感じとはちょっと違う印象をつくっていた。

 

2011年版を見たときにも思ったのだが、なぜ、高校生たちはつるむのかよく分からなかった。受験勉強に駆り立てられる仕組みから外れつつあるが、そこに居なければならないせいか。独裁政権下、音楽などの文化だけ限定的に自由化したアンバランスの所為か、などとかつて観た。

2018年版は、それがもっとわからなかった。90年代コギャル文化として表象されていた。女性イメージの転換がOLという表象にはじまり、女子大生という表象へ移行し、その次としての女子高生の表象へと順次年齢を下げていき、同時にその産業化という文化論的理解が普通なのだが、個々の人には表象されるだけではない生活が他方にあったはずなのだが、そこが見えにくい。

だから、その頃の個々の表象が並んだという印象が強い。

 

学校というところは、格好は変わっても皆同じ格好をする文化という点でかわらない。

ところでその意識は?と問いかけたくなるのだが、それはここにはないようだった。

 

過去を振り返って、そこに何を見るかといえば、それぞれの人にとっての固有の経験とその意味だろう。そのことを振り返って懐かしむのだが、より重要なのは、今を意味づけ直す契機となる点にあるだろう、と思った。

 

悪くはないが原作の方がかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 映画 | 07:11 | comments(0) | - |
映画を選ぶ

7月は一本、8月は一つも見なかった映画。

ずっと減少していたので復活させようとラインを眺めて、見てあげてもいい作品をリストアップ。

 

a)  乱世備忘 僕らの雨傘運動

b)  輝ける人生

c)  万引き家族

d)  判決、ふたつの希望
e)  500ページの夢の束
f)  SUNNY強い気持ち・強い愛
g)  カメラを止めるな!
もう、今日が最終日の作品がふたつある。
だからかなり無理して三本。
このラインアップの選び方に私の志向がある。
cやgは世間で話題だから。gは話題でなければ見ない。今回もスルーの可能性は高い。
fはリメイクということで面白かった原作との比較をしたいため。
普段なら、以下が真っ先に選択の対象となる。
eは自閉症の子のロードムービーらしい。
bは人生を振り替えるタイプの高齢者向け映画。
dは口論が法廷に持ち込まれて社会問題が議論されることになるらしいので期待が持てると思っている。がこれも日にちがない。
aはドキュメント。香港という状況を見たい。
新しい設定のドラマという視点が第一にくる。新しいが重要だ。
次は、社会を見るまなざしを探すことが第二。これも新しくないとだめ。
どれに行けるだろう。
| 暮らし | 07:38 | comments(0) | - |
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